Before (改善前)
上図の板材t=6.0にタップ加工を行う場合、様々なタップ径を選定することが出来ます。一般的に板厚6.0mm対するタップ加工幅はM3~M12までになります。しかし、タップ穴径が小さくなればなるほど、下穴加工が困難になり加工時間が大幅掛かってしまいます。理由はレーザー加工機は板厚以下の穴径を加工する場合、普段のレーザー条件では熱が籠ってしまい穴加工中に加工不良を起こしてしまいます。この事から上図の様なタップ指示は加工時間が掛かりコストが大幅に上がります。
V
After (改善後)
上図の様に、板厚に合わせたタップ穴の選定を行うことにより、加工時間の削減、手直しの削減、板厚以下の穴径を無くすことによりレーザー加工機の加工不良も無くなり、コストダウン、品質向上にも繋がります。板厚6.0mm推奨タップ径 M8、M10になります。若しくはタップ穴が小さくないといけない場合は板厚を薄くするか、ナット溶接、バーリング加工を視野に入れることも出来ます。