Before (改善前)
シャフトなどの旋盤加工品において、上図のように2種類(例えば、R0.4とR2)のR指定がされている場合があります。R0.4は標準チップで旋盤加工を行うことが可能ですが、R2は標準外のサイズであるので、バイトを成形して加工する必要があります。そのため、R形状の加工に時間がかかり、加工時間が長くなるのでコストアップの1つの要因となってしまいます。
V
After (改善後)
設計上強度に問題ないのであれば、上図のようにRを標準チップのRに合わせる事で1種類のバイトでの加工が可能となり、加工時間の削減とバイトの成形が不要になり、コストダウンを行うことが可能となります。標準工具での切削が可能な形状、ツールチェンジなく1種類の工具での切削が可能な形状などを検討することで加工コストを抑えることができるようになります。